周りでは「超つまんねぇ」と騒がれているこのアニメですが、個人的には結構面白い(突っ込み所が多い)と思うので感想書きます。
第一話を見てまず感じたのは、完全に作品において行かれる感覚でした。
アバンタイトルでのナレーションで解説されているとはいえ、何も知らない視聴者にとっては突飛すぎる「トイズ」という能力。しかも作中でそのトイズが探偵に必要な才能とされているわけですから、探偵小説ファンの俺には違和感を覚えずにはいられません。「探偵というのは超能力集団である」という認識が、冒頭のナレーションでは見ている側には伝わらない。そしていきなり怪盗アルセーヌとのバトルシーンが始まるわけです。この新シーンでうすうす特殊能力の存在に気付くわけですが、その戦闘シーンはいまひとつトイズを上手く説明しきれてないような気がします。超能力バトルというよりかは、「重機系バトルアニメかよ!」と思ってしまった。
そして、開始4分ではやくも怪盗アルセーヌの能力「幻惑のトイズ」が発動されます。幻惑だなんていかにもラスボスっぽくていいじゃないですか。アルセーヌが指を鳴らすと同時に、雷が降ってくる。アルセーヌの仲間達は「流石、アルセーヌ様」「まるで本物の爆発だよ」「これが幻惑とは…」と賛美の声を上げるのですが、アルセーヌは困惑した表情で「私、まだ何もしていませんわ…」。これは超展開。まさかのただの天災かよ!もっともトイズが消えるという特殊なことが起こっているのでただの雷ではないという可能性もありますが。
これ以降は、ミルキィホームズのダメダメになった学園生活が描かれていきます。しかし、もともと優秀であった頃のミルキィホームズは描かれていないので、我々は周囲の反応・言動から推測するしかありません。もっともそれはわざとらしく補完的に描かれています。特に生徒会長(アルセーヌ)の独白により、ミルキィホームズの成り立ち・学園での特別扱い・学園のスター的存在であることが、後付けでわかるわけです。このあたりに視聴者を置いて行っている感じがうかがえます。そして、爆弾解除の適性試験に合格できなかったミルキィホームズは3か月だけ猶予をもらいトイズが復活しなければ、探偵学園を退学という生徒会長命令を下されるのです。突っ込みどころは2つ。探偵ってそういうことをするものではないだろいう。あと、生徒会長どんだけ実権握ってんだよ。特別扱いを受けられなくなったミルキィホームズはボロボロの屋根裏に住み、シュールな貧乏生活が始まるわけです。
ここにきて、やっと物語の流れが見えてきました。しかし、3か月という数字はどういう意味があるのでしょう。1クールという意味でしょうか…。トイズがなくなるという異常事態に対して学校側は調査とかしないのでしょうか。などといろいろ疑問は残るものの、一話はこれで終わり。
一つ重要な伏線を示すのを忘れていました。生徒会長から退学を宣言されたときにシャーロックの目が一瞬光り、雷が落ちた。
トイズを使うときには目の中に光が見える。それは冒頭のバトルシーンで分かっていますが。それとちょっと光り方が違うもののそれらしき光があって。雷がおちた。これは重要な伏線でしょうか。能力がなくなったときも雷だったので、もう一回雷にあたると戻るとか…。まぁ、まだわかりませんが。
というわけでエンディングです。エンディング曲いいですね。あとKEEP OUTとかはキューティーハニーをイメージしているのでしょうか。私としては怪盗のヌードといったら、ヤッターマン(旧)のエンディングを思い出しますね。ドロンジョのシャワーわ子供ながらドキドキしたものです。深田恭子にあの色気が出せるわけがない!という謎の切れ方をしつつ。終わります。
私は毎週ニコニコでコメント数を伸ばすのに尽力しています。
[2回]
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