指の骨折から一週間。もうすでにギプスもはずれ、左薬指を使わなければ、キーボードもさくさく打てる赤槻春雄です。
最近、満身創痍でして、骨折に始まり親知らずが痛み出して抜いたり、サルモネラ菌の疑いが検出されたりと、病院通いが続いている状況です。
そんな私ですが、満身創痍頑張ります!←とつぜん思い出した。
本日は非常に今更感が漂いますが、HDDにずっと溜めてあった神様のメモ帳について感想を書いていきたいと思います。(授業があるので手短に
全12話です。ッターン!
NEET探偵ってもうすでに響きからしてかっこいいですよね。「僕はNEET探偵。死者の代弁者だ。」なんてきめ台詞は、私がNEET救世主滝沢に出会う前なら確実にほれていました。
ひきこもりブームが起こり、世間からもそして、お宅たちからも「ひきこもり」「ニート」といった素質が注目され始めた時代。「ひきこもり」の段階では、完全に社会的害悪であり、その本質、いかにしてなってしまうのか社会にもたらす影響などがしきりにとり扱われ、多くの評論・小説が出版された。しかし、新たなワード「NEET」という分類によって風向きが少し変わった。「NEET」は働いていないだけで、何かに対して積極的に行動を起こしているのではないか。そういう見方が広まってきたように思える。つまり、NEETというのは資本主義社会に反旗を翻すいわば革命家なのだと。そういう、考えかたを主張しているのが「東のエデン」であり、さらに、そこに探偵というものの非常さを付け加えたものが「神様のメモ帳」という作品なのではないだろうか。
トリック物ではないものの、解決に向かうステップの完成度の高さは評価に値する。とくに、第一話で1時間スペシャルを行い、視聴者をあたかも映画を見たかのような達成感で包み込む手法は間違っていなかったと思う。fate/zeroもそういえば後にやっている。やはり、割と暗い作品美術である関係上、一気に解決まで持っていかないことにはどうしても視聴者は引き込まれてくれないものである。実際、第一話以外のそれぞれの事件は解決までに3話程度かかってしまっている。密度が濃ければそれでもよいのだろうが、若干テンポが悪いように感じてしまうのは自分だけだろうか。名探偵コナンなら一話か二話で完結するのに慣れてしまっているせいだろうか。ただ、金田一少年の事件簿などは、6話程度で解決だったが、テンポが悪い印象を受けなかった。この違いの理由はうまく名状できない。
もっとも、神様のメモ帳はトリックだけではない。キャラ萌えが十分にできる作品である。二大巨頭として、アリス彩夏が上げられるが、四代目もなかなかのツンデレでかわいい。絵もきれいで、彩夏の胸のふくらみの見たさに、後半はずっとテレビにかじりついていたようなものだ。しかし・・・最後ああなるとは。
ストーリは出来がいいのだが、大きな複線みたいなものが感じられないのが、文句といえば文句である。毎回、それぞれのキャラクターに関係する事件がおこってはいるものの、そのような後ろに抱えた闇をもっと前のだんかいで見せることができれば、もっと奥深いイメージの出る作品になったであろう。
最近のアニメらしく、シリアスの時にはシリアスらしく、コメディの時には思いっきり気が抜けるのも評価に値して。野球回なんぞの爽快さは半端ではなかった。もっとも、あれもそこそこに過去を絡めて感動に持っていこうとしていたが、ほかに比べればレクリエーション要素の強い作品空気になっていたと思う。け
最終的に自分が感じたのは、ラノベをアニメ化したときに起こりがちな説明不足。それを、無言で説明しようとしたための店舗の悪さではないかと思われる。アニメ技術に関しては十分だったので。それを除けば楽しめた。
[0回]
PR