アニメのことが大好きな大浦のブログ。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
この記事を書くに当たって、探偵オペラミルキィホームズのホームページに行ってみたんだけど、ゲーム版のPVがめっちゃかっこよかった。アニメもこのくらいクールだといいんだけどね。
公式だよ
というわけで第四話です。
今回ので私は確信しました。このアニメのジャンルはシュールギャグであると…。
冒頭いきなり明智小衣がなぜかひどい顔に…。そして前回考察したあの素晴らしい鼻血をたらしている。どうやらネロに前回からかっていた事がばれ復讐を受けているようだが、どうしたらその顔のひっかき傷ができるのかは不明である。これが何らかの伏線、というわけではないだろう。そして相変わらず銭形次子はいい声だ。それはともかくその様子を見て銭形と、長谷川平乃はあきれた様子。リーダーとはいえ、あまり信頼は得ていないのか?
今回の焦点は舞台設定。今回の舞台はホームズ探偵学園の裏に広がる「横浜大樹海ぃ~?あそこは地形が入り組んでいる上に、昔は防空壕が掘られたり、恐竜の化石や不発弾が埋まっていたり、埋蔵金ブームでトンネルが掘られたり、巨大なモグラやクマも出るって話よ!」だそうです。そんな危険なところに立地してるのかよ探偵学園は。というか近すぎだろ!遭難場所が主人公たちの位置からゼロ距離だよ!という御都合設定はともかく。ここは本当に未来の横浜なのか!?まぁ設定上は神奈川県の物語であることは間違いない。「江ノ島の夜明け」とかあったし。あくまでOPでは偵都ヨコハマとされているが、前回見た通り、「横浜警察署」と表記はやはり「横浜」であるようだ、未来設定ながらも未来的なものは今のところ全く出てきていない。背景に見える街並みも世界観が統一されておらず、学園はファンタジーっぽくあるものの、かなり自然が多くしょっちゅう雑木林の背景がでてくる。一方美術館などはコンクリートの建物であり、現代の建物とあまり変わりはないようだ。ゆえに未来設定にはあまり深い意味はないのではないかと思われる。とにかく現在ではないという事が重要なのだろう。そうでなければ横浜北部に樹海があるという設定が成り立ちえない。
毎回毎回、シュールギャグすぎるけど、今回もそれを一つ一つ追っていくのは無理なので気になった演出をば。
まず、シャロが何の脈絡もなくバリツを持っていることを話し始めるシーン。本当に突然。この子は本当にバカなんだなぁと感じさせますが、まぁこれは今回の話のオチへの伏線なので。シャーロックホームズを知っている人ならばこの挿入は必要ないかもしれませんが、もしかしたらシャーロックホームズの使う格闘術の名前を知らない人がいるかもしれないので、親切丁寧に説明をしてくれるわけです。ポーズまでつけて。画面を見ている上では、何の不自然さも感じさせません。なぜなら黄色と赤の画面演出によりシャロの突然の気分の高揚を視聴者に届けられているからです。突然関係ないことを言ったとはいえ、見ている方は画面についていくしかないわけですから、当然物語の一環として受け止めます。しかし、実際にシャロに対面しているネロからすれば、関係ないことを突然言い出したわけです。ゆえにその気分の高揚(背景)を一歩下がった視点から見ているという構造が生まれます。「あー。こいつひとりで盛り上がってるなぁ」とネロは思うわけです。視聴者の目線を、ネロの目線に合わせるためにあえて、ズームアウトしたアングルでも背景を消すことなく。このシーンはそういった客観的な視点から見ているという感覚を視聴者に与えているのです。
(左:シャロの世界 右:客観的ネロの視点)
次に、謎の小衣ちゃんカット。アイリーンが「父の会社が倒産してしまうかもしれないの…」と言ったのに対し、小衣は「重い話になったわね」と言うのだが、シャロは「父さんだけに倒産ですね!」と発言する。そこからシーンは映り、突然なぜか小衣が幼稚園児らしき恰好で、滑り台を滑り降り一言「空気読め!」という。確かに話にはそっているが、その幼稚園児設定はいったい何なのだろうか。10秒以上も取って何を伝えたかったのだろう。これは自分の中でも答えが出たいないのだが、一つは製作者の気まぐれ。 なんとなく可愛い小衣ちゃんを書いてみたかった。とにかくシュールにしてみたかったなどなど、理由はいくらでも考えられるが、物語にはあまり関係ない面での演出。二つ目は明智小衣の意思。空気の読めないシャロに対して怒り心頭し、反面教師的に空気の読めないことをすることで自覚を促した。三つ目はアイリーンの視線。現実的には小衣はシャロに普通に「空気読め」といっただけなのだが、小衣を年下のように可愛がっているアイリーンから見たら幼稚園児のように見えてしまったのかもしれない。アイリーンは小学2年生であることからも、幼稚園児というのはちょうど年下かつちゃんと喋れるという条件をクリアしている。三つ目はかなり自信があるのだが、ほかの二つも可能性がないとは言えない。まぁ、この小衣は可愛いことは真実である。
「聞いたことあります。レミングっていうネズミが群れに危機が迫ると集団で夢のような世界に飛び立つって…」(ウソです)
この「うそです」の文字挿入はかなり映像的にはタブーな領域なのではないかと思う。実写映像においてナレーションがタブーであるのと同様に文字挿入は映像技術としての価値を貶める行為だとされている。もっとも尾石達也のような特殊な例を除けばの話だが。しかし…突っ込みが誰もいない今、シャロのバカなボケに誰も突っ込めないという特殊条件下で発動した文字挿入。この作品ではとりあえずいい方向に働いている。今のところはこれも考えがまとまっていないのでまたあとで。
すぐ次のシーン。シャロが滝に飛び込むも突然、飛んで助かるという場面。正直これ何のネタだがわからない。最初に見たときはピンチになって念動力のバリツが発現したのかと思ったが、どうやらそうではないみたいだ、もんのすごいスピードで回転しているし、落ちる前に目に水滴みたいなものが入っている。これはなんだ?まったくわからない。シャーロックホームズが滝で死んだことと何か関係があるのだろうか…。
最後に特筆すべきは。
やってしまった感満載の名作アニメパロディフィーバー…。Aパートでもその予兆があったが、2回目のクマ襲撃で完全にナウ〇カ状態。踏み入ってはいけない領域に入ってしまった。
「ほら、怖くない(ガブッ)怯えていただけなんだよね~!」
そして歌い始めるシャロ「ランラン、ランララランランラン…」これは…オ〇ムとの交流!音を外していてもダメだと思います。カットごとにパロが続く。空を飛ぶ飛行艇。フランダースっぽい犬。ドクロスイッチ。アライグマっぽいラスカル。歌いきると同時にクマに吹っ飛ばされるシャロ。
「三分待ってください…」
急に絵柄が変わったシャロ。なんだこの絵?わからないけど…グレンラガン?鼻血が花じゃない!?
そして今回のオチ。
「縛られた時の縄は食ったよ」←「おばさん達の縄は切ったよ」
「バルス!」
ゴゴゴ…
熊(目がぁ、目がぁ)
「アイリーンちゃんは大切なものを盗んでいきました。それは私たちの小衣(ココロ)…」
もう完全にアウト。誰もフォローできません…。
結局、シャロを助けに来なかったダメダメなほかのメンバー。
「せめて一本残しておいて欲しかったです~!」
シャロ…アホだけどイイ子だよ。本当にやさしいよ。
今回も、あまりまともなこと書けなかった。
次回もお楽しみに。
今回はあなたが自重してください。
この記事にトラックバックする:
[PR]